2日目(9月22日) ヘンリーズホーク

2日目 ヘンリーズホーク

スチュールが9時に迎えに来た。 幹線道路下流部へ下りオズボンブリッジを渡った所を右折して私設公園の中を入って最初の駐車場(セッジ・フラット・オアーキング)に車を止め川に向かいました。 中州に島の有るポイントサードチャンネルでスチュールの指示に従い適当な間隔を開け3人思い思いにライズを待ちまった。 すぐに私の前で2匹のライズが始まりそのうち1匹は明らかに良いサイズだ。 下流から少しずつ静かに近づき距離をつめた。 1投目はリーダーが魚の上に乗るのを意識しすぎてフィーリングレーンを15cm程ずれてしまった。 捕食物の流下が少ないくライズとタイミングが有っていなかった可能性が大きかったようだ?フライに反応しなかった。 2投目は下流の小さい魚のライズを捨て更に距離を詰めてキャストした。 少し上流に落としすぎたフライがゆっくりとドリフトしてライズに近づきつつある。 心臓の鼓動を通じて自分の緊張感がつたわってくる。 フライが魚の位置に達した瞬間カモの嘴のような鱒の口が水面に現れ大量の水と一緒に私のフライを飲み込んだ。 ヨシ今だ!ロッドを立てた。「しまった!・・・・・」 わずかにショックが有ったが早あわせだ。まだ魚の頭が水面に残っていた。「やってしまった!」シーンとした水面を見ながら愕然とした。 私の逸る心はすぐに気を取り直し下流へとライズを求めて移動した。 そして2度目のチャンスが回って来た。口と背びれそして尾鰭も水面に出してのライズだ。 ライズのリズムが短い流下物が多いのだろう。良く見たら#24のベイテスだ。カラーはクリーム色に近いグリーンだ私のフライボックスには無い、私はこの日の為に巻いてきた数少ない#22番のナチュラルよりグリーンが濃いスパークルダンを付けた。 下流から静かに時間をかけて近寄りそして1匹目より流す距離を少し短くしてキャストした。 フライがゆっくりと流れる・・・・ 魚の口が現れ大きく開いた。フライの周りに環波立つ。 背びれから尾鰭を見せた魚が沈んだ瞬間に私の右腕が大きく頭上に達した。 フキングした。 魚が一揆に上流へ走る。藻に潜られないよう頭上にあげたままリールでやり取りする。ぐんぐん引っ張る魚をコントロールした。 かなり近づいてきた。上流から流れて来た藻がティペットの結び目に掛かっている。 しかし魚は底の水草を切っている。 魚は徐々にパワーを失っていく。手の届く位置まで来た。からんでいた水草を左手で外し背中からネットを外しランディングした。 興奮していた私が動画モードまま知らずに写真を撮ろうとしていた時、上流からガイドが駆け寄って来た。 彼のおかげで最初の記念写真を撮る事ができた昼食後はプールの真ん中でわずかなライズ(ライズ3兄弟)を見つけ私とK下さんとライズを待ち伏せして釣りをした。釣れた30cmの魚には鳥につっつかれた痕跡があった。 K島さんはドライフライの下に極小のニンフを付けて何匹か釣っていたがやはりサイズは30cm前後だった。 15時ころになると長い間立ちこんで冷えていたので同行者より少し先に岸に上がることにした。 岸に近づいた時、岸際の浮草の際でライズしている2匹のビックトラウトを発見した。難なくフキングしたが同時にいっきに走られ一瞬でティペトが切れた。 おそらくティペットに傷が付いていたのだろう。 ガイドとロッジの前で別れる前に明日の予定を組んだ。 ヘンリーズホーク到着時にスチュールが提案してマジソンでしたが再度「ヘンリーズホークが良いか」と聞いてきた。 おそらく今日、私達が少ないライズに夢中になっていたので彼なりになにかを感じたのだろう。 3人で相談した結果3人とも行った事の無いマジソンに行くことに意見が一致した。

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