初心者の為のフライフィッシング講座(渓流は点で釣る)NO3

おせっかいおじさんのフライフィッシング講座です。
(札掛編)
以前初心者の釣れない理由の一番の問題は魚の(ヤマメやイワナ)居場所が判らない事が一番の理由ですと申し上げましたが今回は画像を使ってポイントを解説いたします。   imgp0207-3.jpg

画像が大きく文字に被ってしまっていますが説明のため我慢して下さい。
画像に楕円の書いて有る所がフィッシングポイントとなります。 
これらの場所は魚の棲家であったり、捕食場所であったりします。一般にひらけた場所は捕食場所と云って良いでしょう。瀬の開きである捕食場所は静かに近づく事により魚自体を確認することができます。
また今回の渓流のように透明度が良い川では少し波立っていても白泡の中以外は結構見える物です。
現に今回初心者に近い釣友と取材に行きました。
前の週初心者同士で釣行した時にはほとんど魚を確認できなかったようでしたが、今回は私が居場所を確認し魚を示せば見つける事ができました。
しかし初心者が自分で魚を捜すとなると並大抵のことではないと思います。
  
この写真のポイントで私が釣りをする前に魚を確認できたのは左端の大きな石の前と写真のほとんど真ん中である黄色い石の下流の楕円の中だけでした。いずれも岩魚でした。
本来対岸付近の流れにはヤマメがいるはずですが目では確認できず、流したフライにも出ませんでした。
 
フライの流し方で一番手っ取り早いのが楕円の中だけを正確に約30・40cm、ドラッグフリーで流すだけでよいです。ドラッグをかけずに2回づつ流せば充分です。
上手く流せれば楕円を2箇所続けて一緒に流しても良いです。しかし釣り人の多くがそうすると少しづつドラッグがかかってしまうことが多いのです。
 釣りの名人と云われる釣り人の多くがポイントを点で釣りをしていると云っても過言ではないと思います。
この釣り方を経験すると長い距離をドラッグフリーで流すのが必ずしも一番良い方法とは思えなくなるからです。

魚は大量に1種類の水棲昆虫が流れると一定の虫だけを捕食する習性があります。
そのような時にはあえて長い距離を(1m以上)流すとたとえフライが虫に合っていてもフライとナチュラル(本物の虫)を見分けられてしまう事が多々あります。フライが虫にあっていない時などには魚をごまかす方法としてフライを意識的に近くに落とすと反射的に食いつきます。
これらは皆様も経験したことがあるかと思います。スレた魚には同様なテクニックが必要になります。

渓流では魚は絶えず泳ぎながら流下物をまっています。当然、餌を見極める時間や範囲も限られています。
このような条件を考慮すると大きな深いプールを除いて渓流でフライを流す距離は50cm以内で充分だと云えます。巻き返し等のスポットでは5秒間フライを止めて置ければ食い気のある魚は必ず出ます。
実際には30cm、3秒間でほとんどの魚がフライめがけて食いつきます。
すなわち渓流フライフィッシングは20cmの円の中に正確にフライを落とすことが一番の必要条件です。
それができれば、あとは立つ位置を考えればドラッグフリー50cmと5秒間水面に止めて置く事はクリアできます。
長年釣りをしている釣り人は無意識の内にできますが最初は意識して身につけると良いでしょう。

イは岩魚、ヤはヤマメを釣る前に確認できたポイントです。ほとんどの魚はフライを流す以前に魚を確認したうえでの釣りになりました。
写真より上流部の瀬ではではブラインドでヤマメの入れ掛りもありました。
魚は放流したてで婚姻色もなく若いですので12月の後半でもまだまだ釣りになると思います。

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釣れた岩魚とヤマメ岩魚は放流から日が経っている固体は痩せてました。ヤマメは放流して間がないのかあまり綺麗ではありませんが魚は色付もなく若々しく寒くなっても釣れそうです。

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最後の画像は飛んでいたスピナーホールの写真です。暗いところにゴミのように有る白い点が#18位のメイフライのスピナーです。 本日(11/25)の釣果9:30から3:00ころまでに約50匹です。内、岩魚が1/4虹鱒が3匹でした。

 


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